光に当てるとキラキラと幻想的な遊色効果を見せてくれるプレシャル・オパール。
キラキラとした遊色はありませんが、やわらかな色合いで癒しをくれるコモン・オパール。
アクセサリーなどの宝飾品として、また、10月の誕生石としても人気の天然石です。
そんな魅力的なオパールを長く楽しんでいただくため、取り扱い方法やお手入れ方法をまとめてみました。
オパールの取り扱い方法
傷に注意し、個別に保管する
オパールは硬度が低く、天然石のなかでも傷のつきやすい種類になります。
そのため、他のジュエリーと一緒に保管しているだけでも傷の原因となりますので、布に包んだり小さなジップロック等に入れたりして個別に保管するようにしましょう。
もちろん、爪を立てたり鋭利なものを向けたり、落としたりしないよう気を付けてあげてください。
乾燥・熱に注意する
オパールは、天然石の中で唯一水分を含む石です。
そのため、強い太陽光の下に長時間さらしていると中の水分が蒸発し、亀裂が入ったり、綺麗な色が失われてしまったり、変色してしまったりする場合があります。
その他、ドライヤーの熱などにも注意するようにしましょう。
水に注意する
オパールは水を吸収しやすい性質をもっている為、水に長時間つけていると水を吸ってせっかくの綺麗な色味が変化してしまう事があります。
そのため、水仕事をする際やお風呂に入る際にはアクセサリーをはずすようにしましょう。
また、濡れてしまった際には日の当たらない風通しの良い場所に置きゆっくりと乾かすか、柔らかい布で優しく拭いてあげるようにしましょう。
絶対に太陽光の下で乾かしたり、ドライヤーで乾かしたりしないでください。
オパールのお手入れ方法
柔らかい布で優しく拭く
汚れがそこまで酷くない場合、柔らかい布でやさしく拭いてあげましょう。
オパールはやわらかいので、布に鋭利なゴミがついたまま拭くと傷つけてしまう恐れがありますので、清潔な布で拭いてあげるようにしましょう。
また、繊細に取り付けられている石の場合、力を入れると取れてしまう恐れがありますので慎重に行うようにしましょう。
中性洗剤で洗う
汚れが目立つ場合、中性洗剤を水で薄め、その中で柔らかいブラシを使いやさしく撫でてあげます。
もしくは中性洗剤を泡立て、やさしくのせて汚れを浮かしてあげましょう。
オパールは先述した通り、水を得意としませんので、どちらの方法もゆっくりやらずサッと済ますことがポイントです。
洗剤はかならず酸性やアルカリ性は避け、中性を使用するようにしましょう。
洗い終わりましたら、柔らかい布で優しく拭いてあげるか、風通しの良い日陰でゆっくりと乾かしてあげましょう。
NGなお手入れの仕方
宝石類を洗浄する時、超音波洗浄が行われる場合がありますが、オパールは硬度の低い石の為、超音波洗浄を得意としません。
最悪、変色してしまったりヒビが入ってしまったりする可能性がありますので避けるようにしましょう。