ジュエリーができるまで

Lupiomのジュエリーは、とてもシンプルなデザインに見えますが、その裏では沢山の工程を踏んで丁寧に作られています。

このページでは、Lupiomのジュエリーがどのような工程を踏んで作られているのかを、お見せ致します!

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いろいろな工程がありますので、もくじより興味のある部分へリンクして頂いても結構です♪

デザイン

どのジュエリーも、初めは紙に描いてデザインを作成する事から始まります。

Lupiomらしい、シンプルなのに可愛さもある、華奢なデザインを想定し、

いくつか案を出していきます。

天然石の仕入れ

天然石を使うデザインに決まった場合、卸業者さんよりデザインに沿った天然石を仕入れます。

シルバーのパーツと合わせた時にどんな風になるのか、色味、サイズ、形など全てを考慮して吟味して選びます。

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但し、一目ぼれした天然石を仕入れて、それを元にデザインをする事もあれば、手持ちの天然石でデザインする事もあります。このあたりは割と臨機応変です(笑)

銀粘土でモチーフを作成する

銀粘土でモチーフを作成する際、Lupiomではオリジナルの型を作成して作る方法と、型を取らずに手で1つ1つパーツを作成する方法の2種類の方法を使い分けています。

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型を作る方法はスタイリッシュなデザインのジュエリーを作る時に多く、型をとらずに作成する方法はお花などのとても細かいパーツが必要なジュエリー作成に用いられる事が多いです。

オリジナルの型を使った作成方法

モチーフの型の型の作成

型を使うデザインに決まった場合、まずは型の型となるものから作成していきます。

いろんな素材を使用する事がありますが、素材となる物を切ったり、やすりがけをするなどして形成していきます。

モチーフの型の作成

型の型になる形が出来上がったら、シリコーン等に埋め込み、型を作っていきます。

しっかり調整しないといびつな形になってしまう為、意外と微調整のいる細かい作業です。

銀粘土を詰める

型が完成したら、銀粘土を丁寧に型へ詰め込んでいきます。

隙間が出ないように、詰め込んだ上面もできるだけなめらかに、平らになるように綺麗につめていきます。

型を使わない作成方法

型を使わずに作成するデザインに決まった場合、やる事はシンプルです。

手で銀粘土をこねて、デザイン通りの形に形成していくのみです。

基本的に小さなパーツをいくつも手で作り、それを組み立てて作り上げていきます。

シンプルではありますが、作業は細かく、手で粘土が乾燥してひび割れもしやすく、とても根気のいる作業です。

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小さなデザインのネックレストップ1つでも、10つ以上のパーツを組み立てている事も多いです。1mm程度の小さなパーツを作る事も多く、正直作業の途中で無くしてしまう事もあります笑

乾燥

モチーフが完成したならば、ドライヤーでしっかりと乾燥させていきます。

この乾燥がうまくいかないと、出来上がりがいびつになってしまう原因となります。

型を使った場合、取り出し

型を使用した場合、しっかりと乾燥させた後にゆっくりと丁寧に型からはずしていきます。

乾燥後のアートクレイシルバーはまるでチョークのように折れやすく、取り出す際にも力加減が大事になります。

取り出す際に折れてしまう事も少なくありません。

やすりがけ

型を使用した場合、バリが出ていたり表面がなめらかでなかったりとこのままジュエリーにできる状態ではありません。

1つ1つ丁寧にやすりをかけ、綺麗な表面に仕上げていきます。

細かい所も、しっかりとやすりがけを行います。

こちらはビフォーアフターです。やすりがけ前と後では一目瞭然、表面の美しさが違います。

作品によっては、乾燥とやすりがけを何度も繰り返して形にしていく物もあります。

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手で形成する場合やすりがけをする事は稀ですが、形に納得いかない場合は手で形成した物でもやすりがけを行うことがあります。

穴あけ

穴をあけるデザインのものは、パーツをつなげるための穴をあけていきます。

優しく、丁寧に、絶妙な力加減でドリルを動かします。

焼成前の銀粘土はとても繊細な為、少し力加減を間違えるだけでも簡単に割れてしまいます。

意外と、集中力が必要な作業です。

焼成

銀粘土を99.9%の純銀にするために、電気炉にて作品を焼成していきます。

焼成する事で、粘土に含まれる水分と、つなぎに使われていたバインダーが焼け、純銀へと変化していきます。

作品によって、温度や焼成時間を変えて調整します。

焼きあがったモチーフです。この状態ではまだ白く、シルバーという事が分かりません。

磨き

焼成後のアートクレイシルバーはとても熱いですので、冷めるのを待って取り出します。

取り出すと、銀というよりは真っ白になった状態で出てきます。

銀肌を出してあげる為、専用のブラシやリューターで磨いていきます。

ビフォーアフターです。右が磨く前、左が磨いた後です。磨いたほうは、シルバーらしい優しい輝きが出ていますね。

天然石と繋げる

天然石を使うデザインのジュエリーの場合、天然石とつなげていきます。

シルバー925のワイヤーを使い、組み立てられる状態へとしていきます。

こんな雰囲気です♪

ここまで来れば、完成までもう少しです。

ジュエリーパーツと繋げる

最後の仕上げです。シルバー925のジュエリーパーツとつなげていきます。

ピアスや、ネックレスチェーンなどの事ですね。

丁寧につなげていきます。

ここまできて、やっと完成です!

長い道のりではありますが、1つ1つ手で作ることで既製品にはない温かみがあり、ハンドメイドだからこそできるデザインがあります。

写真撮影・取り扱い方法をまとめる

作品は完成しましたが、これではまだお客様に届けられる状態ではありません。

作品の写真撮影を行い、作品の取り扱い方法、お手入れの仕方をまとめていきます。

取り扱い方法などをまとめておく事によって、購入を迷っている方、購入してくださった方が扱い方に困らないようにしております。

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

こうしてLupiomのジュエリーは出来上がります。

時間はかかりますが、1つ1つ丁寧に手作業で作成しております。

少しでも、Lupiomの作品について新たな発見があったら幸いです♪

 

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